featureなみえの魅力をディスカバリー!新たな魅力発見の旅!
浪江町は、伝統工芸品である大堀相馬焼や常磐ものの中でも鮮度が抜群の魚が獲れる請戸漁港、江戸時代から続く酒蔵が生み出す銘酒など、多くの名産品があり、文化と自然が豊かな町です。
2011年3月11日に発生した地震、津波、その後の原発事故による被害も未だ残りますが、町には人々の営みが少しずつ戻り、歴史や文化を体験できるアクティビティが増えてきています。
2022年から浪江町に足を運び続けている山田 麻莉奈(やまだ まりな)さんと小坂井 祐莉絵(こざかい ゆりえ)さんが、そんな浪江町の新たな魅力を体験するために、今年もなみえ旅に来てくれました。
馬事文化を農業で表現する『SAMURAI GARLIC』
ランドビルドファームは、浪江町で「相馬野馬追」に参加している馬の堆肥を活用しニンニクを栽培。その名も「サムライガーリック」。馬の堆肥は水捌けや保肥力にも優れ、土壌改良には最適。これが美味しいニンニクの秘訣となっています。
また、古民家を活用した「和座-waza-」という地域体験プラットフォームを運営しており、レンタルスペースとしての利用や甲冑着付け体験を提供しています。
二人はこの日、この地を治めていた相馬藩の文化を色濃く残す家の暮らしや江戸時代から継承される本物の甲冑を身に纏い、体験しました。
300年以上続く伝統工芸を次世代に継承『陶吉郎窯』
「大堀相馬焼」は、国の伝統的工芸品であり、300年以上前から浪江町の大堀地区に伝わります。
陶吉郎窯は、2024年に大堀地区の一部地域で避難指示が解除されたことにより、13年ぶりに窯を再開させました。
二重構造や青ひびを特徴とし、職人が一つ一つ手作りをしています。国内外で高評価を受け、現代のライフスタイルに合う器を提供しています。
陶吉郎窯の伝統・歴史を継承しようとするその熱量と器の美しさに魅了される時間でした。
34代目相馬藩当主が描く馬との共生『ノーマホースヴィレッジ』
ノーマ・ホースヴィレッジは、「人と馬と自然との共生」を掲げ、乗馬体験、ホーストレッキング、ホースセラピー、ホースキャンプなど、馬と触れ合うアクティビティを提供。
この地域を約700年にわたって治めてきた相馬藩の当主を代表とするコミュニティ「驫(ノーマ)の谷」も運営し、人材育成や研修事業も行っています。
自然いっぱいの環境で乗馬体験。馬とのコミュニケーションで心通わせる瞬間が癒しの時間にもなりました。やまちゃん(馬の名前)との別れが名残惜しい二人でした。
浪江町の暮らしを体験できる交流スペース『O CAFE』
オーナーの岡洋子さんは、震災後に自宅倉庫を改装し、2018年5月にこの場所をO CAFEとして開設しました。浪江町の歴史や震災の記憶を伝える紙芝居の上演が行われたり、草木染めのワークショップが開催されたり、様々な体験ができる交流スペースです。
浪江町の農産物でもある玉ねぎの皮を使った草木染め体験。広げるまでどんな模様になるかわからずドキドキ。岡さんとの心温まる交流も魅力のひとつです。
毎年新しい魅力に触れることができる浪江町。
次に来る時はどんな魅力が増えているんだろう。今から楽しみです。

山田 麻莉奈、小坂井 祐莉絵