about浪江町の概要

福島県浪江町

福島県浪江町は、「浜通り」と呼ばれる福島県沿岸地域の北部に位置し、温暖で日照時間の長い気候で、山・海・川に囲まれた自然豊かな場所です。

 冷たい親潮と暖かい黒潮が出会う『潮目の海』で獲れる魚は、『常磐もの』として首都圏に高級魚として出荷されており、極太麺の「なみえ焼そば」がB級グルメとして知られています。また、江戸時代から続く酒蔵があることからもわかるように水資源も非常に豊かで農業も盛んであり、近年では、町で栽培されたトルコキキョウがオリンピックのビクトリーブーケとして採用されました。

 歴史も深く、この地を長く納めた戦国大名『相馬中村藩』の文化を色濃く残し、300年続く伝統的な焼物で馬のモチーフが特徴的な『大堀相馬焼』は国の伝統的工芸品に指定されています。

 2011年3月11日に発生した東日本大震災の地震と津波被害、その後の福島第一原子力発電所事故に伴い、全町避難を経験し、未だ一部地域が帰還困難区域に指定されていますが、水素による産業振興や国際研究拠点の整備など、新たな復興まちづくりが着々と進んでいます。

 自然・伝統・歴史・文化・食・震災、そして復興からの学び。浪江町の持つ様々な顔をみなさんに届けられたらと思っています。ぜひたくさんの方にお越しいただけたら幸いです。